スマートロック非対応の一体型の鍵に強引にbitlock設置するソリューション
少し前にサブスクタイプのbitlockというスマートロックがリリースされ、クラウドファンディング時代をやっている時に飛びついて購入したのですが設置予定だった鍵はピンポイントで非対応でしたが無理やり設置をすれば導入できそうだったので3Dプリンターと気合で導入しました。
メーカーの想定してない行為なのでこれを参考に実装して破損など起きても責任は取れないのでご了承ください。
刺さる人には刺さる記事なのではないかと思って導入から3ヶ月経過したのでこの記事を書いてます。
問題の鍵はこちらのタイプでドアノブとサムターンが一体型のタイプです。
ホームページ上では唯一の対応不可表示です
古い住宅/設備などではこれが多いのではないでしょうか
導入予定だった大学のサークル棟の部室の鍵はこれのタイプでした
部室は部員が出入りする関係で今までは鍵をキーボックスに入れ、ドアノブに掛ける運用をしていましたが、セキュリティー上の問題や、そもそもこの運用はダメと言われている(多数のサークルが行っているため黙認状態)のでスマートロックで解決しようと思いました。
わかってはいましたが、アタッチメントパックでは高さが足りなかったため、3DCADと3Dプリンターで自作アタッチメントを作成しようと考えました。
図面などは公開されてないので適当に寸法を測り、3DCADで作成しました。
初期バージョンを仮設置する図
色々改良している図
2回ぐらい改良を加えた現在使っているバージョンの3Dモデル
設置したときの安定性を考え、アタッチメントパックを分解して取り出した部品を3Dプリント部品にネジ止めして設置しました。
以下の写真が最終的に導入した図です
想定はしていましたが以下のような問題点は出てきましたがある程度は解消したと考えています。
問題点
・単純にドアノブを回しにくくなってしまった
・出っ張っているため体や荷物があたってずれてしまう
→3ヶ月設置した結果、慣れました(ドアノブはつまむように回すことになりました
ドアノブに横に棒を伸ばしていい感じに解決したい気持ちはある
・重心が安定していないため開閉時に不安定
→自作部品を改良や鍵のツマミをピンポイントで回すパーツを導入することで比較的安定しました
・初めて見る人はスマートロック本体を回してしまいがち
→初めてくる人はほとんどいないため出る際に一言声をかければ済む運用になった。
導入してからの変化
もともと鍵が老朽化で開けにくい/閉まりにくい状態でストレスでしたが、導入してからはアプリやスマートウォッチで開閉できるという近未来感があり開けるたび非常に楽しくなりました。
部内での評判でも良く、実費でしたが入れてよかったと思っています。
まだまだ成長途中のベンチャー企業の製品なのでこれからアプリの改良などが加えられると思うと期待できる製品だと思います。(AppleWatch対応はつい先日のアップデートだったので)
最初の方は開閉速度がいまいちでしたが最近はAppleWatchのアプリに関しては物理鍵で開閉するよりも明らかに早い開閉速度になっています。
もちろん何度も言いますが、今回のような設置はメーカーが想定してない使い方をしていますし、このような使い方は自己責任で行っています。メーカーから怒られが発生しても私は責任は取れませんのでご了承ください。
また、この記事内で紹介した3Dプリントのデータは非常に作りが雑なので全体公開する予定はありませんがどうしても使いたいって方がいらっしゃいましたら@F_YUUCHIまでメッセージいただければお渡ししようかと考えています。